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大沢 明; 藤澤 真士*; 加倉井 和久; 田中 秀数*
Physical Review B, 67(18), p.184424_1 - 184424_8, 2003/05
被引用回数:31 パーセンタイル:77.47(Materials Science, Multidisciplinary)ドープされたスピンギャップ系Tl(CuMg)Clにおける不純物誘起反強磁性秩序での磁気構造及び磁気励起を調べるために中性子散乱実験を行った。その結果、T=3.45K以下で磁気ブラッグ散乱を観測し、磁気構造を決定した。その結果、この磁気構造は母体物質であるTlCuClの磁場誘起秩序相の磁気構造と同じであることがわかった。またTlCuClと同様に三重項磁気励起を観測し、その磁気励起の分散関係を決定した。そして、スピンギャップに対応する最小エネルギー励起も観測した。またそのスピンギャップの温度変化を調べた結果、T以下で急激に増大する振る舞いが見られた。この結果はこの系において、不純物誘起反強磁性秩序とスピンギャップが共存しているのを強く主張している。